金菱哲宏氏 「ヨーガ」の教え

金菱哲宏氏 「ヨーガ」の教え
金菱哲宏氏 「ヨーガ」の教え

ヨーガの教え

 

日差しが暑いと思えば、さっと一雨きて、爽やかな秋のような空気の日もあるこの頃。

寒暖の差が激しいですが、体調は崩されていませんでしょうか。

 

初めてヨーガを体験したときのことを覚えていますでしょうか。

今までしたことのない動き、今までしたことのない呼吸、そして自分の中に起こってくる感覚。

私は初めてヨーガをしたあと、身体がポカポカと暖かくなったのをよく覚えています。

 

どのポーズも初めてなので、先生に誘導されながら行うアーサナはぎこちないけれども、

だからこそかえって一つひとつの動きを丁寧に行うことができる。

 

それが次第に回数を重ねていくうちに、着慣れた服が自分の身体に合ってくるように、

アーサナの一つひとつが、自分にぴったりとフィットしてくるようになる。

そして、これまで一つのポーズで、例えば10の箇所に意識を配れていたとすれば、慣れてくると15、20の箇所に意識を配れるようになる。

あるいは意識を一点にぐっと深く集中することができるようになる。

 

くり返し行じていくことをヨーガでは「修習(しゅうじゅう)」と言います。

丁寧に、誠実に一つの行いをくり返していくことで、より繊細に行えるようになり、そして集中の度合いもより深まっていきます。

 

その深まりこそが肝要であると思います。

行為が深まっていくと、「私が○○している」といった思いや、「うまくやってやろう」という図らいが取れてくる。図らいなく、その行為に集中していくことができる。

またその集中が、余計な図らいが起こる余地をなくしてくれる。

そして私達の意識の上らないような深い場所で、自分自身を変えてくれます。

 

 

今ヨーガをできる環境にある人は、継続することの意義を思いながら、ヨーガができることに感謝しながら行ってください。そして、そこで学んだヨーガを自分のもとに留めずに、他の人に伝えてください。

 

今ヨーガを行えない人は、ヨーガをしている自分を想像してください。今いるその場所で瞑目し、姿勢をただし、呼吸を整え、自分の中心に意識を集中してください。それだけで十分に効果があります。

 

 

蒸し暑くなってくるこれからの季節も、心身ともに健やかで過ごされますように。

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